子供と犬

子供と犬


先日、お休みに久しぶりに家族でお散歩に行きました。天気は曇りで比較的気温も上がらず、風が涼しかったので、日陰は気持ち良く過ごしやすかったです。

 

写真は4歳になる娘と3歳になるゴルビーです。娘とゴルビーの付き合いは2年半ぐらいになりますが、当初はケンカばかりしてました(^_^;)  娘が持っている赤ちゃん煎餅を取られて泣いたり、ゴルビーが寝ている所いきなり抱きついたりハラハラする場面もありました。

 

今ではお互い折り合いをつけて比較的平和に過ごしており、姉妹のような(娘が姉ですかね)関係性を築いている様に思います。

ワンちゃんを家に迎え入れる理由の一つに、子供の情操教育のためなど挙げられますが、私の意見としては100%賛成ではありません。もちろん動物から人は色々なことを学べますし、実際に娘とゴルビーをみていて体感することもあります。娘がゴルビーに対する接しかたが優しくなり、ゴルビーが居ないと心配したり、散歩中に舌をだしてハアハアしていたら 「喉乾いた?」といって水を飲ましてくれたりします。

 

ただ、このような結果を得るために、私はゴルビーに人との付き合い方を教え、娘には動物との付き合い方を教えました。よく、ペットショップなんかでも、犬を飼うのはいいけど一人で世話をきちんとしないなら飼わないよなどのやり取りを聞きますが、それは少しニュアンスが違うというか、ズレているというか、私は、犬を飼うのならパパとかママと一緒にきちんと世話ができるように犬を育てることを約束させます。

 

ゴルビーを迎え入れたときは娘がまだ1歳ちょっと過ぎだったので、約束はしていませんでしたが、娘は動物の接しかたやご飯をあげたりなどの世話の方法はよく理解していると思います。最初から上手にできませんでしたが、例えば、動物との挨拶の仕方や触り方、器に水を入れるなど、簡単なコミュニケーション方法や世話から徐々に教えて、最終的に一通りの世話を出来るようにさせていきました。

 

これらのゴルビーとの世話を通した関わりの甲斐もあってか、先日、幼稚園の遠足で牧場に行きましたが、ふれあい広場のヒツジやヤギやウマとかウサギに対して、無理に触ろうとしないで動物から近付いてくるのを待って、近付いてくる動物にニンジンをあげて優しく触っていたので、よくわかってるな~と感心しました(^-^;(親バカですかね)。

 

犬は人間の生活圏内に密接した形で関われる動物ですが、その反面リスクもあることを人は理解していないといけないと思います。特に子供が関わるときは、大人がしっかりと双方をコントロールする必要があると思います。子供と犬の関係性を築くためには、まずは大人がしっかりと子供と犬のことを知ることが重要だと思います。

 

その動物の特性を理解していないと、適切な飼育環境が作れず病気やケガなど動物に負担がかかったり、動物の気持ちを理解できなかったために噛まれてしまうといった人に危害が及んだりする状況になるのだと思います。


職業柄、犬に関しては勉強し色々体験してきたので、我が家では犬も人も楽しく暮らせていると思いますが、少々ゴルビーには我慢させすぎることもありますが(^-^; 
もう少し積極的に犬のことを知ることで、犬からの要求に人は答えることが出来るようになり、それによって、人と犬の関係性が深まると、人が伝えたいことを犬が理解できるようになるので、お互い楽しく生活が出来るようになるのだと思っています。

なんだか抽象的で難しい文章ですが、要は、人間が犬のことを知ることで今より数倍お互いにとってメリットになることが沢山あることを、まだ知らない人が多すぎると感じています。
自分が出来ることは少ないかもしれませんが、人と動物がもっと楽しく過ごせるように何か出来ることをコツコツ積み重ねていこうと思った日でした。