パピークラス 第5クール 終了!
アイリー動物病院でのパピークラスも第5クールを無事に終了しました!
チョコちゃんとご家族の皆様へ修了証を授与。夏の暑い時期にも関わらず毎回ご参加いただきありがとうございました。もう少しパピーの時期は続きますので、次のクールにも先輩ワンコとして是非ご参加ください。
今日の内容は「楽しいお散歩のために!」です。
パピーの時期は好奇心の塊(^-^; 色々な物へ興味が移り変わりお散歩しているときなど、あっちへフラフラこっちへフラフラ~。好奇心が旺盛なことは良いことですが、外には危険がいっぱいです。車や自転車、たばこの吸い殻やゴミなど口に入ると危険なものが落ちています。
危ないからといって、リードを引っ張り過ぎたり無理に方向転換をすると、ワンちゃんの首がしまってしまったり、ワンちゃんが引っ張られないように抵抗してその場に座り込んでしまったり、ぐいぐい引っ張られながらではスムーズにお散歩するのがなかなか難しいです。
このような時は、お散歩に出てまだ間もないワンちゃん達は特にそうですが、一度、落ち着かせてあげる意識を持つと良いと思います。外が大好きなワンちゃん、逆に外の音などに怖がってしまうワンちゃん、どちらの場合もいつもと違う心理状態になっています。まずは、一度その場に座り込んであげたり、ゆっくり撫でてあげたり抱っこすることも良いでしょう。他のことがどうでも良くなるくらい大好きなオヤツをあげても構いません。
一度、立ち止まってあげて一緒に景色を見てあげたり、オヤツを食べさせたりしてリフレッシュ!飼い主の皆さんの方へ意識を向けさせてあげましょう。最初は暴れてなかなか落ち着かなかったりすると思いますが、まずは外の環境でもできるだけ平常心でいられるように誘導してあげることがポイントです。それでも歩き出すとすぐに興奮してしまいますが(^-^; 徐々に飼い主さんからの声掛けに反応できるように練習しましょう。
実際、動物病院の中での歩く練習や、名前に対する反応、「おいで」の掛け声で飼い主さんの元へ戻ってくる練習は十分できるようになったワンちゃんでも、外に出た瞬間ガラッと変わってしまいます。最初の頃の動物病院での練習でも環境に馴れさせたり、ホールディングをして落ち着かせてから練習をしていました。冷静になった状態で色々なトレーニングを通してワンちゃん達とコミュニケーションをとる練習をしたので、できるようになったわけです。
今度は外でも同じように練習してあげることが必要です。パピーのワンちゃんにいきなりスマートなお散歩を求めることは、歩き始めて色々なものに興味を示す人間の2歳児にママの横にしっかりついて歩きなさいといってるようなものでとても難しいです。一つずつ練習をしてまずは外に行っても皆さんの呼び声に対して、何?と振り返ることができる余裕ができるように誘導してあげましょう。
ワンちゃんが聞く耳を持ってくれるようになると、色々な危険から守ることが可能です。ワンちゃんにとっても人にとっても「楽しいお散歩になるために」まずはワンちゃんの目線になって一緒に座って景色を眺めるのも良いと思います。
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