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犬との楽しい遊び方?

犬とのコミュニケーションの一つ 遊び!


スタディドッグスクール 宇都宮校 犬との遊び方

本日の個別レッスンは、ゴールデン・レトリーバーのえるちゃん3か月!

 

可愛い盛りのヤンチャ盛りで好奇心旺盛な女の子です。

興奮しちゃうと飼い主さんの手を甘噛みしたり、足にジャレてきたリ遊びの催促が激しいのですが、この時期の犬たちの体力は底無しです(^_^;)

 

今日は、そんな体力が有り余っているえるちゃんとの遊び方の練習です。ロープやひも付きボールを追いかけたり噛みつくのが大好きなので、引っ張りっこで上手に遊べるように練習!

 

犬はもともと狩猟をしていた動物なので、獲物を追いかけたり、噛みついて仕留めるといった狩猟欲求を持っています。

この狩猟欲求を満たしてあげることは犬にとってとても重要!

普段、お家の中にいると十分に走り回ったり、獲物をしとめることはできません。日々の生活の中でそのような狩猟欲求が溜まってくると、家具を噛んで気を紛らわしたり、飼い主さんのヒラヒラするズボンの裾やスリッパなどを獲物として飛びついてみたり、犬自身でフラストレーションを発散させようとします。

 

犬からするととても楽しいことなので、ついつい飛びついてしまうのですが、人からするとパピーの頃の歯はとがっていてとても痛い!そんな時は、噛みつきたい欲求や追いかけたい欲求を遊びを通して解消させてあげましょう。

 

えるとの遊びではひも付きボールを使いましたが、ポイントは獲物っぽく地面を這わせて届くか届かないかギリギリの距離を追いかけさせます。追いかけさせた後に噛みつかせたり、引っ張ったりすることで獲物を捕らえた感覚を疑似体験させてあげます。

 

10分くらい遊んであげるとえるは満足そうに休憩にむかいましたが、よほど気に入ったのか玩具をもって椅子の間で小休止(^_^;) なぜその場所で休むのか不明ですが可愛いのでついつい写真をパシャリ。

 

オモチャでの遊びには、そのオモチャを口から離す練習も必要ですが、まずは人とオモチャで遊ばせることをたのしくさせてあげましょう。大好きなものは自分のものにしたくなるのが犬の心情。無理やり取り上げたりする経験を積んでしまうと、オモチャを取ろうとしたときに唸ったり守りたくなってしまいます。どうしても取り上げられない時は、オヤツを転がして気を逸らせたりして取ると良いと思います。

 

遊びの中でオモチャを”離して”を覚えられるようになってくると、オモチャを投げて取りに行ったとしても、飼い主さんの手元にもってきて動かしてと催促してくれると思います。動いているオモチャを追いかけるのを楽しくさせて、オモチャを放してもまた遊んでくれると学習させることがポイントです!

 

レッスンが終わる頃には飼い主さんの足元で眠ってしまいました。飼い主さんもいつもテンションが高いえるしか見ていなかったので驚いていましたが、上手に犬のフラストレーションを発散させてあげることで、犬は自然に休息できます。私はこのシチュエーションが大好きです。満足した犬が飼い主さんの足元で安心して休んでいる風景はとてもほっこりします。

 

遊びはとても有効な犬とのコミュニケーションツールです!愛犬を満足させるのも飼い主さん次第!犬と一緒に楽しく遊びましょう!

 

文:スタディ・ドッグ・スクール🄬 宇都宮校 岡本雄太(学術博士)