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出張レッスン

犬と子供の関係!?


犬を落ち着かせる 練習
スタディドッグスクール 出張レッスン

今日はゴールデンレトリーバーのエルちゃんの出張個別レッスンです!

お子さんたちが春休み中なので、今日はみんなでレッスンに参加していただきました。

エルも5か月がたちだいぶ体も大きくなって力もついてきました。特にお散歩の時など興奮するとお母さんの力でも体ごと持っていかれてしまうくらいです。

 

レッスンを始めたころから比べると、かなり落ち着いていられることが出来てきました。今では、小学生のお兄ちゃんでも抱っこして落ち着かせることが出来ます!素晴らしい! お兄ちゃんは得意げな顔でニコニコ(^-^)

 

エルもみんなと一緒のレッスンなので、ピョンピョン飛び跳ねて嬉しそう。

皆で呼び戻しの練習で、呼ばれた人の所へいけたらオヤツのご褒美!

途中から子供たちとエルがどれだけ早く来れるか競争になってしまい、子ども達3人で同時に呼ぶからエルもとまどいつつ(^_^;) ゲームになってしまいましたが、首輪も持てるし、目の前で座れも出来るようになっていてビックリ!! お母さんと一緒に子供たちが協力して練習したみたいで、練習した成果を見させてもらって良かったです!

犬を飼う理由に ”子供の情操教育” のためということをよく聞きますが、ただ飼うだけでは子供にも犬にも家族にとっても負担になることもあります。犬の世話をしないから結局お母さんがやる羽目になるとか、世話をしなかったのでお父さんに怒られるだとか、犬に噛まれてしまうリスクもありますし、犬と一緒に生活をすることは色々なことが起こります。私の個人的な考えですが、まずは大人がしっかりと犬の事を理解し、犬を飼うことはどういうことなのかをしっかり考えてほしいと思います。

 

犬との接し方だったり、犬の気持ちを理解することは大人でも難しいことです。散歩をしっかりやらなければ飼ってあげないとか、毎日ご飯をあげられる?とかではなくて、まずは、大人が子供と一緒に犬の世話をして、犬とのコミュニケーションをとり、家族の一員であることを子供に理解させ、楽しく遊んだり犬にしつけをして一緒に生活していくことで、子どもたちは他者を思いやる心が成長するのだと思っています。

 

子どもたちはトレーニングを通して、エルと楽しく遊ぶ方法や、色々なことを教えるために試行錯誤して関係を深めていきます。私は子ども達にエルに座れや伏せを教えるときに、エルが座った時にこっちが嬉しいことを伝えるようにアドバイスしました。最初は座った時にオヤツをあげて言葉を理解させるように練習しましたが、子どもたちはエルが座ると嬉しくてオヤツをあげるので、エルも自分から進んで子供たちの前で座るようになります。

 

子供たちはエルが言うことを聞いてくれるので嬉しくて撫でたりハグしたり嬉しい感情を表現します。すると、さっきまで興奮すると子供たちに飛びついていたエルが、子どもたちの前で座るようになりました。飛びつかれて爪や歯があたって痛い思いをするより座ってくれる方が良いので「すごいエル!賢い!」とか言って子供たちはまた嬉しくてエルを褒めてあげます。まぁ少し時間がたつとエルも忘れて飛びついてしまうのですが(^-^;  

 

ただ、このようなやり取りがとても重要で、ただ、座れを言葉で出来るように教えるだけではなくて、生活の中に自然と溶け込ませて人には飛びつくより目の前で座った方が良いと犬に理解させるというような、このような人との付き合い方を教えていくことが「犬のしつけ」だと思いますし、このような体験から子供たちは犬とコミュニケーションが取れるようになり、どのようにすればこちらの意図を伝えられるんだろうと考えるので、他者を思いやる心が成長するのだと思います。

 

まだまだ色々と体験してほしいことが沢山あるので、エルも子供たちもこれから楽しくレッスンを頑張ってもらいたいと思います!